こんにちは、XONE STUDIOのくまひろです。
前回はモニタースピーカーの選び方を説明しましたので、今回はモニターヘッドフォンの紹介をしましよう。
モニターヘッドフォンとは
モニターヘッドフォンとはDTMをはじめるにあたって、モニタースピーカーと並ぶぐらい出音を確認する為に、必要な機材です。
モニターヘッドフォンは音色の確認やレコーディングに使いますので、なるべく音色の変化が少ない機種を選ぶ必要があります。
モニターヘッドフォンの必要性
mp3プレーヤーなどに使用するイヤホンでも出音の確認は出来ますが、DTMをはじめるならスタジオ用モニターヘッドフォンがあると、判断力が高まり不要なエフェクト処理をしなくて済むからです。
SONY MDR-CD900ST
MDR-CD900STは日本中のスタジオで、もっとも使用されてるモニターヘッドフォンです。
MDR-CD900STは発売から30年経った現在でも、基本性能を変更してない点で、もっとも優れてる、モニターヘッドフォンだと思います。
それはソニーとソニーミュージックスタジオが、スタジオ業務用として共同開発したからです。
MDR-CD900STは長時間使用すると、耳が痛くなるのが唯一の欠点ですが、モニターヘッドフォンのみで制作をしないように、スタジオモニターと併用して使用すべきでしょう。
ちなみにXONE STUDIOではメインモニターヘッドフォンとして、レコーディングからマスタリングまで使用しています。
SONY MDR-7506
MDR-7506は世界中のスタジオで使用されている、MDR-CD900STの海外版みたいな存在です。
MDR-7506とMDR-CD900STの違いは、MDR-7506が青いラインで、カールコードにステレオミニジャックに、フォン変換が付いています。
MDR-7506は折りたたみ式で、キャリングポーチも付属していますので、持ち運んで使用する事も出来ます。
MDR-7506も長時間使用すると、耳が痛くなるのが唯一の欠点ですが、モニターヘッドフォンのみで制作をしないように、スタジオモニターと併用して使用すべきでしょう。
ちなみにXONE STUDIOでは、持出し用モニターヘッドフォンとして、PAからライブレコーディングまで使用しています。
AKG K240 STUDIO
K240STUDIOは世界中のスタジオに導入されているモニターヘッドフォンです。
K240はセミオープン型ですので、MDR-CD900STや、MDR-7506で耳が痛くなる方は、こちらを選んでも宜しいかと思います。
しかもMDR-CD900STやMDR7506よりも安いですので、コストパフォーマンスは高いと思います。
エージングについて
モニタースピーカーやモニターヘッドフォンは、エージング(慣らし)が必要とされていますので、100時間ほど様々なジャンルの音楽を聴いて、耳やユニットを慣らして下さいね。
最近ではエージング用に開発された、リファレンスCDもありますので、そちらを併用しても宜しいかと思います。
まとめ
他にも様々なメーカーからモニターヘッドフォンが発売されていますので、どうしても気になる商品がありましたら、実際に装着して聴いてみることをお勧めします。
その際には自分の好きな楽曲か、ご自身で作曲した楽曲を持ち込むとベストです。
私はモニターヘッドフォンの出音を確認するために、電気屋・楽器店を回って、ヘッドフォンの出音を確認してから購入していますので、
みなさんも、ネット情報を鵜呑みにせず、聴き比べて下さいね。
みなさん五回目のDTM講座はいかがだったでしょうか?
今後もDTM講座を更新していきますので、参考にしてください。
コメントやメッセージもお待ちしております。
あなたにとって、素敵なDTM生活が送れますように…。
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