ライブ配信講座③ 運用方針

ライブ配信講座

こんにちはXONE STUDIOのくまひろです。

 

ライブ配信講座②ではライブ配信の使用機材などを紹介しましたが、今回はライブ配信における運用方針について解説していきます。すでにライブ配信している方でも、演者一人でライブ配信を企画・運用するのは大変ですので、この記事を参考にしてみてください。

役割

ライブ配信に関する人には様々な役割者がいます。大まかに分けるとこのようになります。

  • 演者(パフォーマー・先生)
  • 司会(総合司会・座長・コーディネーター)
  • プロデューサー(演出・脚本)
  • マネージャー(予算管理・スケジュール管理)
  • ディレクター(監督・責任者・チーフ・アシスタント)
  • テクニカル(配信技術・機材操作・動画編集)
  • カメラマン(撮影技術・撮影・動画編集)

など様々な役割者がいて、予算次第では兼任する事もあります。個人ライバーなら上記全ての役割を一人で担当する事になりますので、かなり大変な役割という事が分かります。

そのためライバー事務所があり、演者と演出以外はライバー事務所が企画・配信を担当する事もありますが、安定した配信が出来るようになれば、プロデューサー兼マネージャー以外の支援は、インフルエンサークラスのライバーにならない限り難しいかと思います。

ですのでライブ配信スタッフや、ライバーの皆様は自分一人で配信まで出来るスキルをこのブログで学んでいきましょう。

企画

ライブ配信に限らず、動画制作などにも企画が必要です。それはクライアント(スポンサー)が何を視聴者に伝えたいかという事が前提になってきますので、まずはクライアントの意向を基に企画を組みます。この時点ではクライアントと営業とプロデューサーのみで進める事が多いです。

会議

企画を進めるに対して会議が必要になって来ます。近年のコロナ事情により対面よりもZOOMやTeamsなどの遠隔会議が多いです。会議には会議を進める議長的存在が必要ですので、その会議を開きたいと考えている人が議長役を務める事が多いです。

運用方針

会議でまとめた情報を基に、プロデューサーが運用方針を固めます。必要に応じて会場の下見に行く事もありますので、会場下見費用なども予算化しておく必要があります。

会場下見

ここはJR奈良駅前にあるホテル日航奈良です。私にとって非常に思い出深い会場となりました。

会場の広さと配信席を検討します。

次にインターネット回線の速度チェックします。

私がいつも回線速度計測に使用しているのはFast.comというサイトです。ダウンロード130Mbpsでアップロードが300Mbpsですので、非常に高速で安定している事が分かります。

別途モバイルでも同様に速度計測を行います。

会場の音声や映像などの出力場所を控えておきます。これで会場下見で必要な情報が揃いました。

結線図作成

非常にシンプルな構成ですが、結線図を作成してみました。使用機材に関しましてはライブ配信講座② 使用機材をご確認ください。

  • マイク2本(司会用・演者用)
  • カメラ1台(演者用)※演者の数や演出によってはカメラ台数追加もあり
  • PC5台(フタ用・資料用・メイン配信用・バックアップ配信用・視聴用)
  • ビデオミキサー(VR-4HD)※この構成であればVR-1HDでも対応可能
  • HDMI分配器1個
  • ビデオキャプチャー1個
  • プロジェクター(TVモニターでも可)※会場から借用する事が多い

このシンプルな基本構成でも機材購入費用が166万円もしますので、一般的なライバーさんが用意するのはかなり難しいと思います。そこでライブ配信業者に配信を委託するのがお勧めなわけです。

進行台本作成

進行台本は本日も一つ作成しましたが、流石にこのブログで共有する事が出来ませんので、シンプルなWeb講演会でのタイムスケジュールを簡単に説明します。

①会場入り→準備→リハーサル配信開始(約60分)

②進行の最終確認→テクリハ→リハーサル→リハーサル配信停止(約30分)

③配信開始→開会(約30分)

④演者の紹介→講演(約60分)

⑤質疑応答→閉会→配信停止(約20分)

⑥撤収→退出(約40分)

という流れで会場入りから退出まで約5時間が基本的なタイムテーブルとなります。

配信予約

画像出典:ZOOM

ここまで準備が整いましたら、タイムテーブルに合わせて配信を予約します。アプリに応じて予約方法が変わりますので、ここでは割愛しますが、配信停止時間を閉会予定時間から30分以上遅らせる事が大事です。

まとめ

今回のライブ配信講座は運用方針について更新してみましたが、企画運用方針会場下見結線図作成進行台本作成配信予約など、多岐に渡る作業の全容が見えて来たかと思います。

次回は実際の配信オペレートについて説明していきますので、参考になったお方はコメントやメッセージを頂けると、今後の励みになりますので宜しくお願いいたします。

 

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