MIDI打ち込み講座 四回目 ホーンセクション

DTM講座

こんにちは、XONE STUDIOのくまひろです。

 

前回はギターのMIDI打ち込みについて説明しましたので、今回はホーンセクションのMIDI打ち込みについて説明致します。

ホーンセクションとは

ホーンセクションとは、トランペット、トロンボーン、サックス、フレンチホルン、チューバなどの金管楽器と、クラリネット、フルート、ピッコロ、オーボエ、ファゴットなどの、木管楽器の種類があります。

管楽器は単音楽器なのでMIDIで打ち込む際には、様々な楽器を増やすことでホーンセクションとして雰囲気が出ます。

管楽器は表情力の高い楽器であり、ダイナミクスの起伏が大きいのが特徴です。

MIDIで打ち込む際にもフレーズの節回しを考え、ベロシティやエクスプレッションの強弱も、はっきりとメリハリをつけるのがポイントになってきます。

ビブラート奏法

ビブラート奏法は伸びている音に対して行いますので、モジュレーションを使用するとよりホーンセクションっぽい雰囲気になります。

シェイク奏法

シェイク奏法は音を揺らして震えさせる奏法なので、ピッチベンドを使用してMIDI打ち込みする必要があります。

アタックベンド奏法

アタックベンド奏法は吹き始めに、ややフラット気味に演奏しすぐに本来のピッチに戻す奏法です。

MIDIで打ち込む際にはピッチベンドを使用しますが、頻繁に同じカーブを使用すると規則的になりがちなので注意が必要です。

ポルタメント奏法

ポルタメント奏法はトロンボーンなどがスライドを、動かしながら音程を取っていますので音を滑らかにつなげる奏法です。MIDIで打ち込む際は下からすくい上げるだけじゃなく、高いピッチから戻すのが効果的です。

コントロールチェンジ情報を使って、シーケンスソフトから、ポルタメントタイムを設定する事が出来ます。

タンギング奏法

タンギング奏法は管楽器を演奏するときの下の使い方で、一般的にはアタックをつける為に息を吹き込む奏法です。

スラー奏法

スラー奏法はタンギング奏法とは逆に、息を吐いたままの状態で音程をつないでいく奏法です。

MIDIで打ち込む際にはピッチベントを使用して打ち込みます。

フォールオフ奏法

フォールオフ奏法はフレーズの切れ目や、キメの直後に音程を素早くさげる演奏です。

MIDIで打ち込む際にはリアルタイムで、グリッサンドを入力する方法が一般的です。

ロケーションやデュレーションが重ねず、下降フレーズはベロシティを下げると雰囲気が出やすい。

フォールアップ奏法

フォールアップ奏法はフレーズの切れ間や、キメの直後に音程を素早くあげる奏法です。

MIDIで打ち込む際にはリアルタイムでグリッサンドを入力する方法が一般的です。

ロケーションやデュレーションが重ねず、フォールオフとは逆にクレッシェンドを意識して、ベロシティを上げると雰囲気が出やすい。

ドロップ奏法

ドロップ奏法は音の切れ間を、よりなめらかに落下させる奏法です。

MIDIで打ち込む際にはピッチベンドを使用します。

比較的長い時間で音を下げる場合はエクスプレッションを併用して、音の切れ際に向かって音量を下げるようにするとより自然になります。

まとめ

ホーンセクションは、ジャズやクラシックなどのジャンルに多用されますので、それらの楽曲を作曲する際には積極的に使用したいパートです。

 

 

あなたにとって素敵な作曲生活が送れますように…。

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