はじめての作曲講座 八回目 ミックス コンプ編

作曲講座

こんにちは、XONE STUDIOのくまひろです。

 

前回はミックスのEQについて説明しましたので、今回はコンプについて説明します。

コンプとは

コンプとはコンプレッサーの略称で、コンプレッサーとは和訳すると圧縮と言う意味です。布団圧縮袋に布団を入れて、掃除機などで布団圧縮袋の中の空気を吸い込むと、布団圧縮袋が圧縮され、布団がペシャンコに圧縮される事が、音声にも適用するのが、コンプの使い方です。このブログではコンプとして説明します。

コンプの必要性

なぜコンプを使うかと言うと、楽器のダイナミクスレンジ(音の大小)を圧縮して、

楽器を聞き易くする為です。キックやリードなどの音量が大きいと、他の楽器が聞こえにくくなりますので、コンプを使って他の楽器を聞こえやすくします。

コンプ編集の注意点

コンプは基本的に変化が分かり難いエフェクターですので、ヘッドフォンなどを活用しましょう。その際にヘッドフォンの音量を上げすぎると、難聴の恐れがありますので注意が必要です。

コンプの各項目

基本的にコンプにはスレッショルド、レシオ、アタック、リリース、ゲインの五つのつまみがあります。他にもニー(コンプのかかる角度)を調整出来たり、リミッターやダッキング出来るものもあります。

スレッショルドとは

スレッショルドとは境界となる値のことで、コンプが掛かり始める値の事です。

レシオとは

レシオはスレッショルドの値に対して、どれ位圧縮するかを決める割合です。

アタックとは

アタックはスレッショルドの値になったら、どれくらいの速さで圧縮はじめるのかを決める値です。

リリースとは

リリースは圧縮した値がスレッショルドの値に戻ったら、どれくらいの速さで圧縮をやめるのかを決める値です。

ゲインとは

ゲインとはコンプが圧縮した分だけ音量が下がりますので、下がった分だけ音量をあげると楽器が聞こえやすくなります。

コンプ設定

使用する楽器によってすべての値が変わりますので、一概には言えませんが圧縮したい楽器のアタックを残したいなら、アタック遅め、リリース速めにすると宜しいと思います。

逆に圧縮したい楽器の余韻を残したいなら、アタック速め、リリース遅めにすると宜しいと思います。

様々な楽器でコンプを使用すると、徐々にコンプの使い方が分かってくると思います。

 

あなたにとって、素敵なDTM生活が送れますように…。

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