こんにちはXONE STUDIOのくまひろです。
前回はライブ配信会場のレイアウトについてご紹介いたしましたが、今回は機材配置について紹介していきます。現在のライブ配信よりも安定した配信をお考えでしたら、参考にしてみてください。
機材配置とは
ライブ配信会場入りして会場レイアウトが決定すれば、次は機材配置となります。機材配置は一度配置した機材を移動させるのにかなりの労力が伴いますので、出来れば確実な位置に機材配置を行いたいです。
実は以前数回機材を再配置した経験があり、その際にケーブルの引き回しとかもろもろ大変で、一つ間違えばトラブルになる可能性もありましたので、今回のライブ配信講座は運用しやすい機材配置について説明いたします。
機材配置図
最も多いパターンの機材配置は機材配置図のようになります。これだけみてもかなりのPCと機材を配置しているように思えますが、もっと難易度の高い配信となればこの1.5倍から2倍の機材が必要となります。
機材構成
- PC7台(メイン配信用・バックアップ配信用・フタ用・資料用・視聴用・D自前用・T自前用)
- カメラ1台
- ビデオミキサー1台
- HDMI分配器1台
- ビデオキャプチャー2台
- 録画機
- モバイル2台
- プロジェクター(借用予定)
気になるポイント
まずPCの台数が多いのが気になります。配信用はPC以外にも対応可能ですが、運用のし易さから言ってもPCが良いです。メイン配信用とバックアップ配信用は可能な限り同じPCを用意したいです。
フタ用や資料用PCはメイン配信PCほどスペックが高くなくても良いですが、フタスライドに動画や音声が入っていたり、フタスライドがループスライドと兼用していたりとそれなりにスペックの高いPCの方が本番中のトラブルが少ないです。
自前PCは本番中に会話できないため、その際のコミュニケーション用です。スマホでも対応可能ですが、本番中にスマホを操作する行為は、ビジネスマンとしてあまり好ましくないので、スマホよりもPCを活用します。
会場時にBGMなどを再生したい場合は、フタPCに準備していたり、フタスライドに準備していると運用が楽になります。スマホなどで再生する事も可能ですが、LINE音や着信音が配信に乗ってしまう可能性もありますので、その際には通知を切ったりフライトモードにするなど対応が必要です。
カメラは勿論三脚付きで対応します。
メイン配信用とバックアップ配信用はインターネット回線を分けてください。もし会場の有線回線が瞬断(瞬間的に回線が途切れる事)・遮断した場合はすぐにでもバックアップ配信に切り替える必要があります。
モバイルはドコモ・Yモバイル・WiMAXの3社キャリアを用意しておくのがベストです。メイン配信とは違うキャリアを使用する事で、冗長化する事が可能です。
HDMI分配器を使用する事でメイン配信・バックアップ配信・録画機・プロジェクターの映像を同じにする事が出来ます。まれにプロジェクターの映像のみ資料PCと同じにして欲しいと依頼がある場合がありますので、その際には資料PCの出力からHDMI分配器を使用する事もあります。
演者用マイクと司会用マイクは講演後の質疑応答で向かい合う可能性があるため、互いに向き合うように配置します。これは舞台やステージでのマイク配置と一緒です。長机に2名座る場合は真ん中にマイクを設置してケーブルを少しでも目立ちにくくするやり方も有効的です。
プロジェクターとスクリーンは借用予定です。XONE STUDIOで配信案件を受注する際はプロジェクターとスクリーンだけは持ち込みに苦労しますので、会場かお客様手配をお願いいたします。どうしてもプロジェクターとスクリーンを持ち込んで欲しいとご依頼がありましたら、かなり値段が掛かりますが対応も可能です。
まとめ
今回のライブ配信講座は機材配置について説明いたしました。一度機材配置した後に配置換えするのはかなりの労力が必要となりますので、配信スタッフ同士て機材配置方法を検討し安定した配信を行ってください。
他にも様々な機材配置方法がありますが、それは別の記事で更新したいと思いますので、宜しければコメントを頂けると幸いです。
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