こんにちはXONE STUDIOのくまひろです。
前回はライブ配信会場についてご紹介いたしましたが、今回は会場内のレイアウトについて紹介していきます。現在のライブ配信よりも安定した配信をお考えでしたら、参考にしてみてください。
レイアウトとは
レイアウトとは正確には会場レイアウトの事ですが、各役割に大して長机や椅子などを配置し、安定した配信会場を作成する事です。
レイアウト図
上記の会場写真を参考にレイアウト図を作成しました。下側の点線はまだ会場の広さが広い事を表しています。右側と左側には長机4台と正面には長机2台とプロジェクターとスクリーンが真っ直ぐ並んでおります。
長机・椅子・電源・インターネット回線は会場から借用し、スクリーンやプロジェクターはお客様が持ち込む事が多いです。スクリーンやプロジェクター以外にテレビがあれば最高ですが、なかなか大画面のテレビは配置していない事が多いです。
配置図
ついでに配置図を作成してみました。今回の配置は演者1名・司会(影アナ)1名・ディレクタースタッフ1名・テクニカルスタッフ1名・お客様3名の配置となっております。
演者の背景
演者の背景は白壁か同一色の壁が好ましいです。絵画や模様がある場合は、視聴者が気になったりする可能性がありますので、写真のようにパーテーションを利用するのも一つの手です。
決算説明会などであえて社名の表記があるバックパネルを使用する事もありますが、個人的にはカメラの画角調整に困る場合があり、通常のウェビナーでは避けたいところです。
また背景合成を行う場合はグリーンバックが必須となります。その際には演者に緑系の衣装を着用されないようにお願いしたいです。
配信席
配信席は扉から一番遠いところにするのがベストです。なぜならお客様は途中の移動が伴いますが、配信スタッフは一旦席に座ればディレクター以外はほぼ立たないからです。途中でカメラ画角の最終調整がある場合にはテクニカルスタッフも移動しますが、その際にはディレクターがカメラ画角を調整した方が、良いチームワークが出来ていると思います。
先日の司会さんから配信席の隣に司会席を設けた方がやり易いなどアドバイスを頂きました。こんな当たり前の事も重々承知しておりましたが、お客様が司会を行う事が多いですので、舞台スタッフだった時の感覚を思い出される良い機会となりました。
お客様席
お客様席は配信席の対面になる事が多いです。配信席からディレクターが合図を出したりする事が多いですので、お客様がその合図を読み取って開会や閉会する事があります。
音響卓
会場の音響卓はライブ配信では基本的に使用しません。会場によっては有無もありますし、メンテナンスされていない音響卓やワイヤレスマイクの場合はノイズが混線してしまう可能性があるからです。
照明
会場照明は基本的にフル点灯です。スクリーンに当たる照明だけ消したり、必要に応じて蛍光灯を抜いたりしますが、基本的にはそのままにする事が多いです。
なぜなら本番中に照明を操作する事でカメラ映像の照度が変わってしまうからです。
電源
電源は基本的に壁コンセントから給電します。フロアコンセントですと躓いたりする事があるため、壁コンセントから電源タップを使用し、電源周りは必ず養生テープで養生します。
インターネット回線
ホテルや貸し会議室の場合はLANケーブルをご用してある場合があるのですが、写真のようにインターネット回線のルーターだけ用意してある場合があります。その際にはここからLANケーブルを用意し配信席まで引き回す必要があります。
まとめ
今回のライブ配信講座はレイアウトについてご紹介いたしました。他にもオンライン株主総会などのハイブリッド型ウェビナーのレイアウトは別途記事を更新しますので、宜しければ記事更新までお待ち下さい。
このブログが配信されている皆様のお役に立てれば幸いです。コメントもお待ちしておりますので、宜しくお願いいたします。
コメント